空き巣は洗濯物、郵便物に目をつけるのですか?
空き巣に共通する特徴を知っておくことは、空き巣を防ぐことにつながります。
「敵を知る」ということは、やはり重要なのです。
まず、空き巣はいつも私たちの「隙」を狙っています。やみくもに侵入して
盗みを働いているわけではなく、仕事のしやすそうな家を吟味したうえで
狙いをさだめ、実行に移しています。
たまたま、玄関が開いていたから突発的に入ってしまったというケースもありますが
たいていの場合、空き巣は何日も前からターゲットを決めています。
犯行決行日まで、下見を何度か重ねるのは基本中の基本です。
その部屋の住人は何人いるのか、また、何時に出かけて何時に戻ってくるのか。
通りすがりを装い、ターゲットの生活パターンを割り出します。
同時に、建物のまわりを一周して、人目のつきにくい死角があるか
逃げ道は確保できるかなどをチェックします。
数回の下見で、空き巣はターゲットと実行日時を決めて
侵入から脱出までのおおむねのルートを決めてしまいます。
さて、いよいよ犯行当日ですが、まず、その家に人が本当にいないことを確かめることから始まります。
このときヽ私たちの身のまわりにあるものが重要な材料になります。
たとえば、洗濯物。ついうっかり乾いた洗濯物を干しっぱなしで外出してしまうことがありますがそれが何日もとなると、出かけたきりであることがわかります。
郵便ポストの郵便物や新聞も要注意です。ポストに何日分もたまっていれば
しばらく家を空けていることを悟られてしまいます。2、3日程度の旅行でも
新聞配達所に連絡して、新聞を止めてもらうようにしたほうが賢明です。
また、日中に厚手のカーテンが引かれたままというのも、不在のシグナルとなります。
出かけるとき、中をのぞかれないようにしっかりカーテンを引く人がいますが
これでは「出かけています」とまわりに広言しているようなものです。
レースのカーテンぐらいにしておいたほうが、いるのか、いないのかがはっきりしなくていいのです。
このように日々のなにげない生活のなかで、私たちは知らず知らずのうちに
空き巣に向かってシグナルを発しているのです。
こうした不在のシグナルを読みとった空き巣は、今ほんとうに留守なのか
さらに確認に確認を重ねます。
この用心深さは、空き巣には不可欠です。用心深い空き巣ほど、仕事のできる空き巣といえます。
空き巣がよくやる手に、犯行直前に電話をかけるというのがあります。
電話番号は、住所から事前に調べておきます。これで留守電になったり
誰も出ないようなら、留守の確証がより高まります。さらに、窓ガラスに小石を投げたり
インターホンを鳴らしたりして、反応をうかがいます。
もし、住人が出てきてしまったら
「朝日新聞です。どこの新聞をとっていますか。ぜひ、うちも」などと新聞勧誘員のフリをして
ごまかしてしまえばいいのです。
記事はお役にたてましたか?
記事にご興味をもっていただけましたら、
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓以下のソーシャルボタンで共有していただくと嬉しいです^^