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盗聴器って誰でも購入できるのですか?

 

盗聴器


ちまたにあふれる盗聴器

最近のテレビ番組は、一般の人の金銭トラブルや恋愛問題など、個人のプライバシーをネタにしたものが増えています。盗聴にしても、以前は国家や企業のトップや芸能人を狙った事件が多かったのが、近頃では、ごくふつうの人がそのターゲットにされる事例が急増しています。


テレビ、週刊誌、インターネット......あらゆる情報媒体からたえず刺激を受け、感覚が麻痺した人々にとって、次なる刺激の源泉は「個人のプライバシー」です。他人の会話を盗み聞きして、秘密や別の素顔を知ることのできる「盗聴」は、あらたな好奇心と興奮をかきたてる絶好の材料なのです。


1997年の盗聴器販売台数は15万台を超えました。その市場規模は10億円とも15億円ともいわれ、一つの業界ができあがっています。

これらの盗聴器は無線マニア雑誌やインターネットでの通信販売をはじめとして、東京・秋葉原、大阪・日本橋などの電気街で「送信機」や「情報通信器」という名で売られています。なかには、ずばり「盗聴器」と銘打って売っている店さえあります。

盗聴器をあつかっている販売店は、裏通りの目立だないところにあります。そこへ行けば、店員がていねいに盗聴の方法、仕掛け方などを教えてくれるというから驚きです。


現在の日本では、盗聴器をもつこと自体はなんら罪に問われません。アメリカでは盗聴器の所有は、FBI、麻薬取締官など「探偵士」の資格をもつ者に限定されていますが、日本にはこうした法的な規制がなく、野放し状態です。

盗聴したいと思えば、誰でも簡単に機器を手に入れ、盗み聞きできてしまうのが実状なのです。購入する層も、以前は調査会社などの業者関係が多かったのですが、最近では学生から中高年まで幅広い層の人たちが買っていくといいます。


盗聴器には、じつにさまざまな種類があります・電話回線に割り込む電話用盗聴器や壁に取り付けて内部の音をひろうコンクリートマイクなど有線式のものもありますが、主流ベッドやコンセント、延長コード、デジタル時計、電卓など身近なものに仕掛けた無線式の偽造盗聴器です。

盗聴器の原理はワイヤレスマイクと同じです。よくテレビの司会者などが胸に付けている小さなマイクがそれで、聞きとっだ音声を電波に変えて飛ばし、それを受信機で受け取って、ふたたび音声に変えるというものです。

この電波の可聴範囲は、だいたい100から150メートルといわれます。これは受信機の性能やまわりの環境などによってちがってきますが、話の内容まで鮮明に聞きとれるのはせいぜい100メートル。それ以上離れると電波が弱くなってしまい、うまく盗聴できません。すなわち、盗聴者はかならずあなたの住居近くにいるということになります。たとえば、あなたの家の近くの路上に、ときどき用もないのに人の乗ったクルマが長い時間停まっていたら、盗聴を疑ってみる必要があります。


ちなみに、2000年8月15日に通信傍受法が施行されましたが、警察がおこなっている電話の盗聴は、NTTなどの電話回線から直接、音声をひろっています。これなら遠く離れていても、いっさいの痕跡を残さずに盗聴が可能ですが、これはさすがにシロウトが手を出せるものではありません。ストーカーなどが盗聴をする場合、室内に発信器を隠すか、室外の電話線に盗聴器を仕掛けるということになります。


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