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コードレス電話って盗聴されやすいのですか?

コードレス


コードレス電話は会話がつつ抜け

電話盗聴の場合、わざわざ危険をおかして部屋の中に発信器を仕掛けなくても盗聴できる方法もあります。盗聴したい相手がコードレス電話を使ってさえいれば、受信機を持って家の近くに行くだけで、簡単に電話の内容が「盗聴」できてしまうのです。


コードレス電話に割り当てられている電波帯はUHFの380メガヘルツです。この周波数ならアマチュア無線機、広帯域受信機などで、まるでテレビやラジオの電波を受信する感覚で簡単に受信できてしまいます。今、店頭で売られているコードレス電話の通話可能半径は100メートルのものがほとんどです。受信機でコードレスの電波をひろって盗み聞きをするには、半径五〇メートル内が限度といわれていますが、これでもかなりの広範囲です。


ちなみにこの電波受信という行為は、「盗聴」になりません。これは「傍受」といい、個人の楽しみとしてやっているぶんには違法行為とはならないのです。
タクシーの無線を聞くのが趣味というマニアがいますが、これも単なる傍受で法的な責任を問われません。違法行為になるのは、傍受した内容を人に広めたり、ゆすりなどに利用した場合です。

2000年11月には、アイドルグループ「モーニング娘。」のメンバーの1人が盗聴の被害者になっています。コードレス電話の電波を盗聴したもので、仕事のスケジュールや友人との待ち合わせなど、本人しか知らないはずのことが第三者に知れわたっていたといいます。所属事務所も盗聴のあった事実を認めており、被害届の提出も辞さないと表明していましたが、コードレス盗聴の場合、犯人特定はかなりむずかしいでしょう。

こうしたコードレス電話の傍受については、以前から問題になっており、電機メーカーも「秘話機能付き」のコードレス電話を売り出しています。秘話機能付きコードレスの場合、受信機の周波数を合わせても、雑音しか聞こえません。


しかし、この秘話機能もたいして高度な技術ではなく、電気街などで売られて
いる「秘話解読機」を使えば簡単に解読できてしまいます。つまり、秘話機能付きであろうとなかろうと、コードレスであるかぎり、いつ誰に話を盗み聞きされてもおかしくないというのが現状なのです。

電話の盗聴が心配な人は、少々不便でもコードの付いた電話に取り替えることをおすすめします。大事な話をするときは、直接、相手に会ったりするように用心していても、相手からかかってきたときはどうにもなりません。
 ちなみに、コードレスでも、デジタル式携帯電話やPHSは盗聴できません。ただし、携帯電話の留守番電話サービスは、盗聴される可能性があります。それは携帯電話の番号と暗証番号さえわかれば、ほかの電話から留守番電話サービスセンターにかけて、誰でも聞くことができるからです。


暗証番号を誕生日などわかりやすい番号にするのはもってのほかです。たとえ携帯電話であっても簡単にはわからない暗証番号にする必要があります。また、最近のデジタル回線の電話の場合、盗聴できません。現在の技術ではデジタル回線の盗聴ができないからです。

これほど情報機器が身のまわりに氾濫している現在、その機能だけでなく、それぞれの情報保持の安全性についても知っておく必要がありそうです。


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