車を止める場所はどこがいい？

　

「近い、明るい」がベストの駐車場
　

マイカーを盗難から防御するためには、停める場所にも気をつける必要があります。
買い物や遊びのために施設の駐車場にクルマを停めるときは、なるべく人目につきやすい場所を選ぶことです。出入り口に近い場所や警備員の詰め所や料金所が近い位置がいいでしょう。こうしたところが空いていなかったら、道に面したスペースを選びます。

　
また、普段クルマを停めておく駐車場は、自宅のガレージや自宅マンションがベストですが、都会では、それとは別に駐車場を借りざるをえない場合が多いのが現状でしょう。駐車場を選ぶときのポイントは、照明があることと、人通りの多い場所にあることです。駐車場からクルマが盗まれるのはほとんどの場合、深夜です。暗くて人通りの少ない場所ほど盗み出しやすい場所はありません。

また、あまりに自宅から離れた駐車場は避けることです。クルマを利用する頻度が少ない人の場合、ある日、乗ろうと思って駐車場に行ったらクルマがない、そのうえ、いつ盗まれたのかまったく見当がつかない、なんてことになってしまいます。とくに売り飛ばし目的の自動車盗の場合、２、３日経っていたら、そのあいだに偽造ナンバーや証明書取得などあらゆる偽装工作がなされてしまいます。クルマが戻ってくることは皆無といっていいでしょう。

なくなってから、一日、あるいは数時間ならまだなんとかなる場合もあるので、自宅から目が届く程度、あるいは通勤などで通りかかる場所で、一日一度は確認できる駐車場が理想的です。

万が一盗まれてしまったときのことを考えて、保険を掛けておくことも必要です。新車購入時に自賠責保険などとあわせて、盗難保険に加入しておけば、盗難にあったときに何割かが戻ってきます。ただし、中古車だと保険が適用されないこともあるので、よく調べておく必要があります。